No.112 サイコロGメン 
      危機一発 
  
                (脚本)高久進(撮影)村上俊郎(監督)竹本弘一
                (出演)瞳麗子、近藤宏、川合伸旺、上野山功一、松本朝夫、
                     山浦栄ほか

                
(登場レギュラー)啓子、島、ユミ、風間 / 小田切、壇 
             
(主役)風間


 ☆当時人気を博した古典的任侠映画路線を踏襲した異色のシリーズ第一弾!
 特にシリーズ名は予告編でナレーションされていないが、頭に<サイコロGメン>
 と付く事から、<サイコロGメンシリーズ>と称される。
 モノクロ編では、No.21「
拳銃あねご潜入作戦」、No.66「サイコロ仁義潜入作戦」が
 一連のシリーズの基となっている。
 主に風間洋介のヤクザ組織潜入捜査を描く。末期は国際警察秘密捜査官・壇俊介
 も和風ヤクザに扮することがあった。
 いつもはモダンでスカッとした味付けがウリの「キイハンター」だが、一連のシリーズ
 では日本的でクラッシックな味付けとなっている。
 仁義を切ったり、壷をふったり、そしてドスを抜いての大立ち回り。
 シリーズのほとんど全てのクライマックスで流れるスケール豊かな劇伴。
 映画のような直接的な組織賛美はないが、遊び心いっぱいのキイハンターらしい
 味付けとなっている。
 このスピリッツは「Gメン75」香港カラテロケシリーズや望月源治の黒谷シリーズに
 通じるものがある。

−あらすじ− 
 国際警察特別室の小田切と壇は、関東を二分する勢力の広域暴力団・天堂組と
 千場組をマークしていた。
 小田切は、賭場の情報を通称・地獄耳と呼ばれる情報屋から得ていた。
 天堂は万博目当てに一儲けを企む外国人から資金を巻き上げ、組織拡大の
 資金源に・・と企んでいるらしい。
 賭場の情報が警察側に筒抜けとなっていることに不信感を抱いた総長は組織の
 中に潜入した警察のスパイがいると睨む。
 一方、情報屋はスパイの情報をマイクロフィルムに収め売ろうとしていた。
 しかし天堂の罠にはまり殺されてしまう。死ぬ間際に、フィルムはもう一つあり、
 二枚一組でないとスパイの名がわからないという。その一枚は敵対する千場組
 に渡っていた。
 小田切は組織壊滅を目指すため、組織に面が割れていないキイハンターに捜査
 協力を願い出る。そして風間が一匹狼として組織に潜入することに・・・・
 
     



韋駄天の 
洋介と発します・・




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