No.110 首のない紳士の 殺人計画 (脚本)池田雄一、清水啓二(撮影)瀬尾修(監督)小西通雄 (出演)北あけみ、今井健二、角梨枝子、中井啓輔、団巌、里見浩太郎ほか (登場レギュラー)黒木、啓子、吹雪、島、ユミ (主役)吹雪 ☆謎めいたマジシャン役に里見浩太郎氏を向えたミステリータッチの異色作。 リズミカルな音楽に乗せて華麗なマジックテクニックが楽しめるシーンもあり娯楽的な要素が ふんだんに・・・。 パーティー会場へ潜入する吹雪一郎が、<国際警察秘密捜査官リスト>と称される リストをもとにチェックされるシーンがあるが、村岡室長以下キイハンター全員の 顔写真が出てくる。これが皆さん妙にカッコいいのである。 果たして吹雪の身元は・・・? 姿も見せない謎の<シャドウマン>の正体は・・?そしてマジシャン・ミスターミラクルとは? 国際的で華麗なハードボイルドアクションの原点を存分に楽しみたい作品である。 −あらすじ− 黒木は世界各国で暗躍する諜報機関の腕利きスパイが来日するという情報をキャッチした。 来日の目的を探るべく、吹雪、啓子、島、ユミが空港で張りこむことに。 それぞれがマークしたスパイにそれとなく接近する。しかし、吹雪がマークしたスパイは 車ごと狙撃され、「マダムバイオレット・・、パーティー・・・」とだけ言い残して息を引き取る。 マダムバイオレットとは、元某国大統領夫人。パーティーとは名ばかりで、実は、中東某国軍事 同盟から盗み出されたマイクロフィルムの秘密取引だったのだ。 主催者は<シャドウマン>と呼ばれる謎の人物。吹雪は殺されたスパイになりすまし、パーティ 会場に潜入しようとする。 中東某国軍事同盟の諜報部員もフィルム奪還を賭けて、密かに会場への潜入を狙っていた。 一方、ユミたちはマークしたスパイに接近するが、彼らは何故か都内のホテルに滞在したまま、 一歩も動かない。そして空ばかり見上げているのだ・・・。 |
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