命知らずどもの本拠 Gメン本部 |
所在地 :
東京都千代田区丸の内1(東京海上火災ビル)
★Gメン本部(Gメンビル) | |
★JR東京駅新幹線プラットホームから丸の内側をご覧になられると、Gメンファンの方ならすぐおわかりいただる筈? 放送当時は、修学旅行バスでも廻る名所と化し、バスガイド嬢の「右手に見えますのがお馴染みGメン75の 本部でございます。ただし、丹波哲郎さんはいらっしゃいません。・・云々」のアナウンスに他県の学生は爆笑した ものだった。 さて、同ビル内に実際はGメン本部などなく、数々の企業のオフィスが入っている。 本部内部は東京は練馬区。東映大泉の撮影所にセットとして存在していた。 劇中の設定では、警視庁庁舎と並ぶ近代的な設備を備えたビルで、<警察の中の警察>という秘密警察としての 設定上、一般的には、GOVERNMENT MENの構成員ともどもオープンにされていないという触れこみだった。 しかしNo.82「刑法240条 強盗殺人罪」、No.207「婦人警官連続射殺事件」などでの民間人の来訪や、No.240 「80新春おせち料理毒殺事件」でのそば屋の大将のセリフ「Gメン本部まで出前!・・」、はたまた毒殺計画の お婆さんの孫娘のGメン本部ジャックなど、かなり巷では知れ渡っていた本部のようであった。 |
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★Gメン75アクションも恋もある抒情派刑事もの ・・(略)・・サテ、話題をセットに移すと、Gメン本部や所轄署の捜査本部などは、東映・大泉撮影所(東京・練馬区)に常設。 刑事部屋とか留置場などは警視庁の現場を見学。警視庁としては、たとえば刑事が犯罪をおかすようなストーリー だと敬遠するが、そうでもないかぎりは非常に協力的。 警視庁内部の写真撮影は禁止されているので、美術部員がスケッチをして来て、ホンモノそっくりに造るわけ。 この撮影所のGメン本部は一般ファンにも見学をさせてくれるのでどうぞ。・・(以下略)・・ >>>女性自身 『シリーズ テレビ人気番組の秘密をさぐる』より抜粋(1980年) ★Gメンルーム 資料協力:小田切警察庁長官さま |
<解説> | |
面積 | 約70u |
机、応接セット | 色は茶色で統一 |
ボスの机、椅子 | 約80万円也 |
じゅうたん | 色はグレー |
日本地図 | 地図の写真をいくつか貼り合わせて作成。 数々のポイントが線で結ばれてあるが、航空路ではなく、全国都道府県主用警察のホットラインである。 (実在の警察機構のホットラインとは異なる可能性が高い。) |
地球儀 | 直径約1メートル。キイハンターからアイフルで使用されていた同一備品と思われる。 キイハンターでは村岡室長の部屋、アイフルでは岸校長の部屋に備え付けられていた。 |
無線機 | 本物の無線機とのことで、約200万円也 |
電話機、テレックス | インターポール(国際刑事警察機構)との直通回線もある。 国際犯罪をも追うGメンならではの設備と言える。 |
出入口
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★Gメン75とGメン82では一部内装面での変更があったようである。 変更点としては、窓とブラインド、地図の位置が75よりも高い位置に配置。 全体を広く見せる工夫がなされたこと。 椅子、机の全てが新調され、出入り口のドアの位置が、部屋の中央に配置されたこと。 電話機も新調された。 355回続いた「Gメン75」は土曜夜9時放送、「Gメン82」は日曜夜8時放送、と時間帯も 変更されたことから、全体的に室内を明るく見せるようにしたようである。 ブラインドを開けるとビル街が見えるわけではなく、そこに見えたのは撮影所の壁。 壁と窓の間には空間があり、数々の照明器具が並んでいた。 17回で終了せざるを得なかったGメン82の室内備品はその後いったいどんな運命をたどった のであろうか? 内部のレイアウト図は、当時撮影所見学をさせていただいた際のスケッチです。 |
↑地球儀 ↑ブラインド ↑巨大な日本地図
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ボスのデスク
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