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Gメン75 第291話 女たちの殺人忘年会

Gメン75 第291話 女たちの殺人忘年会

Gメン75 291話は、Gメン御一行忘年会ジャック!立花警部(若林豪)を出せ!消音銃を手にした和服の女(江波杏子)が次々と会場入りするGメンを人質に立てこもる

第291話 女たちの殺人忘年会
仮題 女たちの殺人忘年会(シナリオ#291)
シリーズ名
放送 80.12.27
プロデューサー 近藤照男樋口祐三(TBS)
脚本 内藤誠高久進(池田和雄、井口真吾)
撮影 下村和夫(1975年度日本テレフィルム技術賞・受賞)
監督 佐藤純弥(佐藤純彌)
役名(台本) 井草夕子(※消音銃を持った謎の女)
井草純一警部補(※立花警部の同期・麻薬捜査官)
ゆかり(※本編:ヨーコ)
恵子(※ウェイトレス)
堂島進一郎(※麻薬シンジケートのボス)
婦人警官
ホテル係員
タクシー運転手
外人(※麻薬シンジケート)
配下たち(※手書き:石井浩)
新聞記者たち
出演 黒木 立花 中屋 島谷 田口 杏子
主演 立花警部以下全員
ゲスト 江波杏子(Gメン75・Gメン82/津村冴子警部補、非情のライセンス/江沢景子刑事
進千賀子
志方亜紀子
原田樹世土
小泉比路子
三上剛
松山武由
伊達弘
立川良一
杉山孝志(杉山孝)
森瞳子
※ノンクレジット
麻薬シンジケートの外人
タイアップ
類似シーン
撮影日
ロケ地 横浜(外人墓地赤レンガ倉庫
収録 (1)FOREVER:-
(2)BEST SELECT:-
(3)BEST SELECT(女Gメン編):-
(4)DVD-COLLECTION I:-
(5)DVD-COLLECTION II:-
(6)SELECTION一挙見Blu-ray(=DVD1~5):-
(7)DVDコレクション:97号
主題歌 エンディング
「遥かなる旅路 Wandering man」(作詞:竜真知子 作曲:ミッキー吉野 編曲:川上了 唄:ポプラ/コロムビアレコード)
—-
オープニングテーマ
255~266、269~291、295~306話:オリジナルの「Gメン75のテーマ」
挿入歌 挿入歌:「恋人よ」 作詞・作曲・唄:五輪真弓
劇伴特記
備考 フルネーム:立花一郎

Gメン75 第291話 女たちの殺人忘年会 あらすじ(ストーリー)

警視庁地下射撃場では黒木警視正と立花警部が毎年恒例の腕比べをしていた。忘年会前には地下射撃場でお互いの射撃の腕を競うというもの。今年も軍配は黒木に上がり悔しさを隠しきれない立花。

年も押し迫った1980年12月のある日、Gメンは忘年会の準備に追われていた。今年の会場は赤坂にあるスナック・アンジュを借り切っての宴である。

Gメン本部では若手の中屋警部補、島谷刑事、田口刑事、吹雪杏子刑事が忘年会会場に向かうところだった。ところが島谷はクジ運が悪かったのか本部内の大掃除を全て任されふてくされていた。

杏子らが先に忘年会会場であるスナックに入ったとき、店内にいた最後の客である和服の女が突然立ちふさがった。手にはコルト自動拳銃が握られていた。拳銃を持った女・夕子はGメン全員に拳銃をテーブルに置けと要求する! 

Gメン75 第291話 女たちの殺人忘年会 感想・ポイント

  • Gメン忘年会ジャック
  • 拳銃を持った和服の女の狙い
  • 殉職した立花警部の同期生の謎

1980年はお正月の毒入りおせちでGメン本部ジャック、そして年末は忘年会ジャックと災難に見舞われる黒木警視正(丹波哲郎)以下Gメン。

最後の最後は拳銃を持った女(江波杏子)が集まってくるGメンたちを人質にするという密室サスペンス!

後の津村冴子警部補似の女の狙いは何か?冒頭のお笑いシーンもだんだん笑えなくなる

真相が明らかになった時、もうひとつの真相が浮かび上がってくる年末活劇!

スナックが忘年会会場だと「COFFEE 柿の木」はどうなったか気になるところ。おそらく、亜子ちゃん(遠藤真理子)たちには断られたと解釈しておこう。

しかし、南雲警視(川津祐介)も黒木警視正(丹波哲郎)と共に顔を出してほしかった。

Gメン75 第291話 放送当時の資料

Gメン75 第291話 女たちの殺人忘年会
※記事と番宣写真はオリジナルのもの。立花警部(若林豪)の番宣写真は今回の作品からではない?

出典:週刊TVガイド(中部)
Gメン75 第291話 女たちの殺人忘年会
出典:朝日新聞
Gメン75 第291話 女たちの殺人忘年会

そして最後に残った切抜き写真一枚。この写真が載っていた記事、コラムはわからずじまい。週刊TVガイド誌で使われたものを私的利用していたもの。

Gメン75 291話の立花警部フルネームは「立花一郎」

立花警部の291話におけるフルネームは「立花一郎」だった。136話の「慎一」からはじまり156話では「一郎」、177話「吾郎」、180話「吾郎」、232話「五郎」、276話「一郎」、291話(今回)「一郎」、そして315話「吾郎」、Gメン82 4話「吾郎」、5話「吾郎」だった。

立花吾郎」が5回と最も多かった。(慎一、五郎各1回、一郎3回)

特報!81香港カラテロケシリーズ

Gメン75 292話 香港カラテ

リアルタイム時にはエンディングの後、292話から始まる81香港カラテロケシリーズ」の特報予告があった。CMの後、292話「女たちの殺人忘年会」の通常予告という流れだった。

次週はTBSの新春特別番組だったがその番組の後にも特報が流れた。CSファミリー劇場では「通常予告」の292話「香港の女カラテ対GメンPART1」の存在が明るみになった。

ハードボイルド2000・リニューアルあとがき

Gメン75 

今回の振り返りをもってキイハンター 第一話から近藤照男2時間ドラマ(Gメン75外伝)まで全てリニューアルが終わりました。

80年代、地上波再放送の欠番で中断していた全エンディングクレジット(スタッフ・キャスト・あらすじ)のアナログ版の記録をベースに、ようやく完成できたことになります。

CBCをはじめとする地上波再放送、CS放送、東映ビデオによるDVDコレクション、ベストフィールド社をはじめ現代に至っては株式会社デアゴスティーニ・ジャパンによるDVDコレクションなど。

キイハンターからGメン75、スーパーポリスまで奇跡的に全話現存し鑑賞できる機会に恵まれた環境は本当にありがたかったです。

本放送時のGメン75ファンクラブ「HARDBOILED79」や「NWP夏目プロダクツ」、その後に関わって下さった方々、資料等情報協力していただいた方々、今は絶版となった「テレビジョンドラマ」誌など皆さまに感謝します。

厳密に言えば当ファンサイトではアナログ時代の様に各スタッフの記録まで手が回りませんでした。しかし、1年計画のリニューアル作業も今回でほぼ予定通り一応完結。残るは細かな修正や資料調査による補足を加えて行くのみです。

60年代から80年代にかけて存在した土曜夜9時の「TBS・東映・近藤照男プロダクション」制作アクションシリーズ(「Gメン’82」日曜夜8時)。一連の作品群に新たなファンが増え、作品が末永く愛されることを願っています。

ありがとうございました。

ハードボイルド2000管理人 KAJITA巡査(2021年6月20日)

Gメン75DVDコレクション収録予定:97号

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