立花警部補 | ||
☆黒木警視が司令官なら立花警部補は参謀といったところだろうか。 中屋曰く”夜叉”。 当初は、黒木の片腕というより若手Gメン顔負けの情熱を現場で炸裂させる 行動派といった印象が強く打ち出され、ドスの効いた容赦ない取調べシーンは 今までのGメンとは違うぞ!という迫力が画面いっぱいにあふれていた。 No.105 香港−マカオ 警官ギャング より登場! 1.行動派! 関屋警部補亡きあと、現場での陣頭指揮を取る行動派上司が、Gメンには欠けていた だけに、立花の加入はまさに鬼に金棒。Gメンのイメージを不動のものにした 立役者でもある。 後に警部に昇進。(No.205「新Gメン対ニセ白バイ警官」) 夜叉警部として恐れられる・・?(^^) 捜査一課時代の部下・中屋 武とともにGメン入りした。 2.現場でのリーダーシップ! No.105「香港−マカオ 警官ギャング」で妻・秋子と長男・明が逃走するギャング団 の車に轢かれ死亡。 怒りに燃える感情を押さえることなく、辞表を提出し、独自の捜査を展開。 小田切警視らの制止をふりきって、容疑者の潜伏先香港へ飛ぶという型破りな 行動力に度肝を抜かれた。組織に甘んじない性格は、関屋警部補の再来とも いえ魅力的だった。 しかし、自ら突っ走る関屋警部補とは少し異なり、No.105以降は的確な指示を部下 に与え、現場での陣頭指揮をする上司としてのカラーが強く打ち出されたキャラクター となった。 3.情熱! もう一つの魅力としては、情状酌量の余地の無い場面に向かい合った時の 若手顔負けの爆発的な情熱。 No.239「親を撃ち殺す子供たち」や黒谷町を舞台にしたシリーズ等に見られる ように、感情をそのまま犯人にぶつけ、部下に止められるまで鉄拳を振るうという 一幕は視聴者の気持ちを代弁してるかのようで、いつのまにか感情移入して 見入ってしまうことがしばしばだった。 4.本質を見据える人間性! No.232「幽霊殺人」で、老婆が犯行に走った背景を知ったラスト。 逮捕後、老婆の弁護に立とうと誓う立花。 法を犯した事実を知らしめると同時に、人間としての哀しみへの理解も表すという 人間・立花吾郎を見せた一幕も興味深い。 No.156「女子大生誘拐!」でも人間をどこまで信じる事ができるかという問題に 直面し人間として苦悩する姿が見られた。 5.設定など・・・ No.166「女医の告白」では、高校時代の部活の後輩(27歳)が登場した。 年齢設定は不明???。 No.355扱いの「Gメン75スペシャル サヨナラGメン75また逢う日まで」では、 インターポール本部に在籍していた時代があった。英語、フランス語も堪能。 Gメン82では、「警視」昇進の話しもあったが本編では、警部のまま続投となった。 (TBSテレビ番組宣伝部発行・企画書No.3242) 理由は不明。 Gメン82No.16「花嫁強盗団」で片桐ちぐさと悲願の再婚を果たした。 シナリオでのラストシーンは、教会での挙式シーンだったが、本編ではカットされた。 フルネーム:立花吾郎(慎一、一郎、五郎と多彩) |