速水涼子刑事
 

 ☆響圭子刑事がインターポールへ転属となり、アメリカへ渡った後、Gメンの紅一点と
 なった女性Gメン。警視庁外事課出身の国際捜査官。
 No.105「
香港−マカオ 警官ギャング」より登場。
 語学に堪能で、
英語(No.106「女刑事殺人第一課」、No.118「黒人兵カービン銃乱射事件」
 No.132「Gメン恐怖の四日間」など)、
ベトナム語(No.171「太平洋大捜査網」)、
 フランス語(No.147「パリ行スペイン特急」)、スペイン語(No.145「北極回りSK980便」
 No.146「マドリッド闘牛場の殺し屋」No.160「国外逃亡者」など)などを駆使した活躍が
 見られた。女性Gメンの中では最も国際感覚あふれる存在だった。

 インターポール本部捜査官として研修の後、麻薬組織摘発の為香港に潜入していた。
 警視庁外事課刑事が絡む銀行強盗事件を追って香港へ派遣された小田切警視らと
 合流したのがきっかけでGメン入り。
 登場当初、射撃の苦手な捜査官として描かれ、草野刑事の指導を受けながらのぎこちない
 活躍が目立っていたが、追っていた麻薬組織に父と姉を殺されことで真の捜査官として
 の意識が芽生え、成長して行く事となる。

 No.129「
警察犬と女刑事」では、犬嫌いだった彼女が警察犬の訓練を通して次第に
 抵抗がなくなる姿が描かれていた。
 後にFBI捜査官として来日した時(No.279「
FBIから来た女刑事」)は、FBIで訓練を
 受けたジル号という警察犬とともに元南ベトナム軍のスナイパーを追い詰めて
 行くまでとなった。

 No.173「
大空からの脱出」では死亡した機長の代わりに小型飛行機を操縦させられる
 というピンチもあった。
 No.203「
また逢う日まで速水涼子刑事」で、降板。
 盗まれた自分の拳銃で知り合いの老巡査が殉職。事件解決の後、警視庁外事課に戻り
 パリのインターポール本部への研修生としてGメンを去る。
 その老巡査との出会いのエピソードはNo.163「
首のない女の人形」で描かれている。
 子供好きな一面もある。

 その後、No.279「
FBIから来た女刑事」<帰って来た女刑事シリーズ>でFBI捜査官として
 再登場。スナイパーからアメリカ上院議員をガードする任務を受けての来日だった。
 久々の黒木ボスとの再会であったが、再会の挨拶のみ過去とのリンクが貼られるという
 描き方だった。
 再登場のエピソードはもう一作、No.288「
唇を奪われた女刑事」があった。
 No.279同様、<帰って来た女刑事シリーズ>枠での登場。
 FBI本部勤務時代、上司との間で芽生えた愛情が時の流れでいつしか変貌を遂げ、
 マフィアに絡んだ悪徳捜査官となった上司。
 成田空港第一ターミナルでの衝撃的な対決を最後にGメンからは降板する。



 

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