小田切警視 | |||
☆警視庁所属の捜査官で、Gメンと警視庁との橋渡しの役目を担う特別な任務を 負っていた。 警視庁が扱う事件で、特に捜査困難なものをGメンに協力要請することが多く、 比較的規模の大きな事件捜査を得意とした。 設定では、捜査一課所属で知能犯担当という位置付けである。 Gメン設立に協力したことから、黒木警視らの信頼も厚く、また彼自身もGメンの メンバーの活動に理解を示している。 警視庁内に専用の個室があり、専属秘書もいる。(岡村節子巡査) 警視庁にも彼独自の部下を持ち、ある時は警視庁側の立場で捜査の指揮を取り、 またある時はGメンの一員として黒木の指揮の元、捜査活動を展開することもあった。 静と動の魅力を兼ね備えたスペシャルGメンである。 私情を交えない捜査が彼の心情と思われるが、時として見せるドライになりきれない 人間的な暖かさも魅力であった。 No.118「黒人兵カービン銃乱射事件」などで、やむを得ず犯人を射殺する場合に見せる 表情の一瞬の陰りは彼ならではの繊細さの現れであり印象的だった。 しかし、同情の余地のない者に対しては、獲物を狙うが如く銃口を向けることもしばしば だった。(No.171「太平洋大捜査網」など) 英語、フランス語、スペイン語に堪能で、国内外での言語習慣の違いによる捜査には 欠かせない存在だった。射撃の腕も超一級。父親も警官だった。 No.1「エアポート捜査線」から登場。No.223「バスジャック対四人の狙撃者」では、 対都市ゲリラ専用の警視庁特殊部隊・指揮官としての任務に就くが、そのまま降板。 その後、捜査一課の南雲義明警視にバトンタッチする。 降板時は、殉職案もあったが、警視に殉職は似合わないこと。「太陽にほえろ!」に 迎合するのは好ましくないとのことなどの理由により人事異動という形で降板する。 しかし、番組内では降板理由を語られることはなく、扱いに不満が残るラストだった。 No.53「殺人ドライブの謎」で、大学時代は乗馬部のキャプテンだったことが判明する。 |