南雲警視
　

　☆警視庁捜査一課所属の捜査官。
　小田切警視の後任で、警視庁とGメンとのパイプライン的な任務を継承する。
　小田切警視同様、警視庁に籍を置き専用の個室があり、独自の部下もいた。
　警視庁の捜査官として活動することもあれば、黒木警視正の指揮の元、Gメンの
　一員として捜査現場に加わることもあった。
　しかし、小田切よりは警視庁サイドの色合いが濃く、キャリア組でもある。
　また、本庁きってのベストドレッサーであり、磯釣りが趣味でもある。
　No.267、268「Gメン対世界最強の香港カラテ」は、字幕スーパーではなく吹き替え
　だったため、推測に過ぎないが、香港警察の警部と話しをしたシーンがあったこと
　から、広東語か英語に精通していると思われる。
　No.247「午前０時の漂流死体」では、日米安保条約締結を巡り、反対派による
　国会議事堂乱入事件の際、警視庁機動隊に所属していたエピソードが描かれた。
　捜査中、腕を銃で撃たれ、麻酔無しで手術しそのまま現場に戻るという強靭な
　精神力の持ち主でもあった。
　　

　No.227「Gメン対香港の人喰い虎」より登場。捜査四課の島谷刑事をGメンに
　引き入れたのも南雲の見識であった。
　No.305「ノーパン喫茶殺人事件」で降板。自ら捜査一課所属の身分を告げた
　だけで、降板理由は明確にはされなかった。
　小田切同様、警視庁の人事異動による降板と推察できる。

　No.230「零下５０度からの逃亡者」では、来日した東ヨーロッパ某国のピアニストが
　本国秘密警察の目を盗んで日本に亡命を申請。その際、ピアニストは直接南雲に
　亡命の意を表明し保護を求めたことから、南雲は警視庁内ではかなりの実力派と
　見ることができる。
　小田切同様、大規模な国際犯罪を摘発することもあったが、警察内部の不祥事が
　絡む事件の捜査に加わる事が多かった。
　（No.262「真夜中の偽装殺人」、No.275「警官の妻たちの連続殺人」など）
　
　No.252「15年前の女の死体」では、冤罪で勝訴した男の化けの皮を剥ごうとするが、
　証拠として男の髪の毛を毟り取り、これが証拠だと言わんばかりの強引な解決を
　計ったこともあった。
　基本的には沈着冷静な敏腕捜査官という雰囲気である。

　フルネーム：南雲義明

 　

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