草鹿刑事
 

☆従来のGメンとは一味も二味も異なった異色の刑事の登場。
 猪突猛進型の性格は、とかくGメン組織を掻き回すが、犯罪捜査に対するバイタリティ
 は、誰にも負けない男である。射撃の腕がイマイチなのがたまに傷。

 高所恐怖症でもあり、後述するNo.311「裸の女の死体を運ぶ刑事」や
 No.343「
82オートバイに乗った暗殺者たち」で、ハードボイルドな雰囲気とは裏腹な
 弱さを見せてくれた。
 憎めないキャラクターで、Gメン史上最も個性的な捜査官でもあった。

 No.307、308 新・Gメンの罠はヌード金髪死体より登場。
 No.355「
Gメン75スペシャル−サヨナラGメン75また逢う日まで−」で降板。
 Gメン82も続投の話しがあったが、スケジュールの都合等でお流れとなったそうだ。
 警視庁捜査一課出身で、パリ・インターポール本部捜査官としてデビュー。
 英語、フランス語が得意である。

 初期は、下の写真のようなダイナミックなカーリーヘアだったが、末期はネーム
 左写真のように落ちついた雰囲気となった。



恋人・・・

 草鹿刑事には、国際線スチュワーデスの竜崎エリカという恋人がいた。
 兄は草鹿の上司で、インターポール本部捜査官。しかし、犯罪組織と繋がっていた。
 組織に利用されたまま銃弾を浴び、シンガポールのセントサ島で死亡。
 エリカも宝石密輸の運び屋として利用され、最後は兄と共に組織の銃弾で死亡。
 草鹿とエリカは、事件が解決すればシンガポールで挙式をすることになっていた。



ラーメン屋刑事・・・

 草鹿刑事のニックネームは<ラーメン屋刑事>。
 その名の通り、ラーメン屋店主・亀田が経営する【昭福軒】の2階に下宿している。
 この私生活が判明するのは、No.311「
裸の女の死体を運ぶ刑事」である。
 車も好きで、愛車はBMW2002。カーアクションでお釈迦にしてしまうという何とも
 贅沢な作品だった。
 No.325 「帰って来たラーメン屋刑事での冒頭。
 この回でもラーメン屋を絡めたコミカルかつシリアスな展開が楽しめた。
 夢の中でラーメン屋の後を継ぎ、「Gメンよりラーメン!」と叫んで遅刻したりもした。
 この回で下宿のおばさん
亀田熊子は銀行ギャングの手により命を落とす。
 ストーリーのベースはNo.4「殺し屋刑事」。

 草鹿刑事は307話から312話の6話分登場したが、313話「
聖女たちの殺人トリック」から
 324話「
深夜放送に届いたバラバラ死体」まで12話分連続欠場。
 翌週の
No.325から復帰したものの、その間どこへ行っていたのかは、番組内では
 語られることはなく、他のメディアでも照会されることはなかった。


 No.339「金髪の女スリ学校」では、国際窃盗団にサイフを盗まれ、同情した黒木から
 当面の生活費を財布ごと借用するが、それもすられてしまうという失態もしでかした。
 この回の視聴率は23.5%。
 この作品以降、20%以上の視聴率を記録することはなく番組は終焉を迎える事となった。



 

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