津川螢子警部補 | ||
☆3代目女性Gメンで、警視庁に新設された国際刑事局のキャリア組捜査官である。 No.205「新Gメン対ニセ白バイ警官」で、村井、田口とともにGメン入りした。 人事の不満から退職した元警官による現金輸送車襲撃事件を内偵中、一味が 働くクラブに歌手として潜入し、動向を探っていた。 (この時歌っていた曲は、夏木マリさんの新曲「さよならの鐘」) No.207「婦人警官連続射殺事件」やNo.210「出刃包丁を持った男」などでは、 似顔絵を書いて捜査するという特異な才能を駆使して活躍した。 警官でなかったら、歌手か似顔絵書きで生計を立てていたに違いない?。 敏腕ゆえの悩みもあったようだ。過去の捜査で、恨みを買う事もしばしばあった。 No.216「口裂け女連続殺人事件」では、電気ドリルを持つ殺人鬼に、刑事を辞め るまで殺しを続けると脅された。 また、No.211「通勤バスから消えたキャリアガール」では、航空機汚職の疑いの かかった企業に強制捜査。会社から疑われた社員が自殺。彼は津川警部補の友人 であるOLの婚約者だった。 No.226「電話魔」はもっと悲惨だった。 津川警部補が住む警察職員寮に毒入りリンゴが送られ仲間が死亡。 <親切にされたお礼です>の表示入りだった。毒入りリンゴで狙った相手が実は 自分だったことを知り愕然とする。毒殺魔の動機に悲劇的な真相が隠されており 同情の余地さえあっただけに津川警部補もかなり苦しんだ捜査だった。 津川警部補の人間性を語る上で、No.250「パリ・セーヌ河に浮んだ裸女」に 触れないわけにはいかない。 姉の消息を探す田口とともにパリへ出張。そこで彼女だけが田口の姉と再会 するが、田口に会わせない方が彼の為かもしれないと自問自答した結果、 刑事としての職務よりも人間としての気持ちを取る。 何も知らない田口とともに思いを伏せたままパリの町を歩くラストシーンは 印象的であった。 No.227、228「Gメン対香港の人喰い虎」では香港コネクションの手に落ち、虎の檻 の恐怖にさらされたこともあった。 No.251「Gメン対エーゲ海の骸骨」で突然降板。降板理由も何処へ配属されたかも 詳細は番組内や他のメディアでも語られる事は無かった。 このようなレギュラー降板の連続で、視聴者の不満が高まっていた時期の No.280「パリから来た車椅子の女刑事」。 ここでは、パリのインターポール本部捜査官として帰国した設定だったことから Gメン降板理由はインターポール本部への転属と判明した。 (この回での吹雪杏子刑事との合同捜査は必見です。) その後、No.289「裸の女囚たち」ではGメンの一員として国際テロリストの妻が 服役する刑務所に潜入するという極秘捜査での活躍が描かれた。 <女や子供の気持ちがわからなくて何が革命よ!>の名セリフを最後に 「Gメン75」を去る。 93年の外伝「Gメン93春 第一級殺人の女」に夏木マリさんが再登場すると知った 時は驚喜した。しかし、役名が江藤警部補。 きっと津川警部補は結婚して姓が変わりホノルル市警の潜入捜査官として 登場するに違いない。これは凄い特番だ!と期待感が膨らんだ。 しかし、別のTV誌でフルネームが<江藤香子>と判明。私の期待も急速に萎む 事となった。。。(T_T) |