田口刑事
 

 No.205「
新Gメン対ニセ白バイ警官」で交通機動隊員として登場。 
 現金輸送車襲撃グループに元田口の同僚が絡んでいた事件が
 きっかけとなりGメン入りした若手捜査官。階級は巡査。
 高校時代の恩師のすすめで警官を志した過去がある。
 (No.244「
女教師の殺人!」)

 
 
 猪突猛進型の性格だが、後半は<Gメンという鋳型にはまりすぎてやしない
 か>と草鹿刑事に指摘される場面(No.307)もあったくらい、型にはまった
 雰囲気となった。
 No.255「
女が掘った落とし穴」では、犯人追跡中に交通事故に遭い、
 朦朧とした意識化で犯人を射殺。
 その責任の所在を巡って、査問委員会にかけられるというピンチもあった。
 カラテの腕前、ドライビングテクニックは抜群だが初期は拳銃の扱いに
 不慣れな面も描かれていた。
 カラテアクションは草野刑事のアクションを彷彿させるしなやかさがあった。
 大のカエル嫌いでもある。
 彼の加入で、「Gメン75」はフレッシュな一面を得る事となる。

 従来からの大人の雰囲気に、躍動感あふれる若さを取り入れた事で、
 アクション面の強化と今までなるべく描く事はなかった職務を離れた姿を
 描く事で、親しみやすい部分を強化する狙いがあったようだ。
 新生Gメンの先駆けを担った重要なキャラクターである。

 私生活の面では、出入りする店が登場。(「スナック柿ノ木」)
 その経営者に水上牧子、その妹の水上亜子(写真左の上)はGFという設定
 である。
 彼女らの父親は警官で、ある捜査で殉職。その退職金で店を出したという
 エピソードが登場編であるNo.205で触れられていた。
 そんなGF亜子ちゃんだが、Gメンの捜査に果敢に協力したり、はたまた
 No.257「
大暴走!囚人護送車」やNo.270「香港カラテ殺人旅行」などでは
 事件に巻き込まれたり・・と大活躍するのである。
 No.224「九月の海から出てきた女の手首
 では姉妹と田口が南海の孤島へ旅行。
 そこで、ベトナム難民が絡む事件に遭遇。本土との通信手段を絶たれた
 状態で孤軍奮闘するという活躍も見られた。

 そんな田口もNo.307「新・Gメンの罠はヌード金髪死体」から加入した
 シンガポール警察からの研修生・マリコ寺岡刑事に感じるものがあった
 かどうかは定かでないが、No.313「
聖女たちの殺人トリック」や
 No.321、322「
キャンピングカーに乗った鬼婆」では彼女と二人きりで
 キャンプに行くようになる。亜子ちゃんとはどうなったかは不明。(^^)
 事実上、No.270「
香港カラテ殺人旅行」で亜子ちゃん姉妹は降板。
 No.323「
骸骨たちの海水浴」で亜子ちゃん役の遠藤真理子さんがゲスト
 出演したこともあったが、亜子ちゃんとは別人の島の娘役であった。


  
★亜子ちゃん&田口    ★田口&マリコ

 肉親は、画家志望の姉・ナオミ(島かおり)がいるが、パリで消息不明と
 なる。(No.250「
パリ・セーヌ河に浮んだ裸女」)

 田口刑事の降板編は作られる事はなく、No.331「新GメンVSニセ白バイ
 軍団」での冒頭。
 黒木警視正のナレーションで、FBIへ転属となったことが判明した。



 

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